信州ライフキャリア研究所|長野県上伊那郡飯島町
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いい自己イメージを持つ!仕事にもプライベートにも大きく影響している自己概念

誰もが持つ自己イメージ

私たちは、誰でも自己イメージを持っています。

そして、仕事もプライベートも、知らず知らずのうちに自己イメージの影響を大きく受けています。

スーパーの理論

キャリアの理論の中でも有名で最も包括的なものは、ドナルド・E・スーパーの理論です。

スーパーは、その包括的な理論の中で、生涯を通じての個人のキャリアの段階や、キャリアの役割、キャリア選択につながる内的・外的な力などについて取り上げています。

中でも自己概念、すなわち自己イメージは、その理論において中核をなす重要な要素となっています。

自己イメージと実現傾向

自己イメージは、次の3つの視点からできています。

  1. 自分をどう見ているか
  2. 自分はどうありたいか
  3. 人からどう見られているか

スーパーは、自己概念のうち、働くことについては「職業的自己概念」を形成しているとしています。

そして、その理論のメインテーマは、「個人は職業選択を通じて自分の『職業的自己概念』を実現しようとする」というものでした。

つまり、人には自己イメージにあることを実現しようとする、実現傾向があるということです。

ただ、この理論は願えば叶うとうものではありません。

スーパーは、現実吟味に耐えるという意味で、現実に良く合致した自己概念を「妥当な映像」と言っています。

実際には、経験することで学びや気づきを得て、現実の世界とのバランスをとったり、折り合いを付けたりすることも必要です。

いい自己イメージを思い描く

自己イメージには、次の2つがあります。

  1. 肯定的な自己イメージ
  2. 否定的な自己イメージ

人は誰でも両方の自己イメージを持っています。

このうち、肯定的な自己イメージは、積極的に行動できたり、次のステップや新しい課題に取り組んだりできる、こころのエネルギーにつながります。

まずは、「なりたい自分」や「手に入れたい未来」をイメージしてみましょう。

そして、どのようにすればその目標に近づくことができるのか、可能な限り具体的に上手くいく方法を考えてみることです。

なりたい自分に近づく一歩を踏み出す

いい自己イメージを思い描くことができれば、人はそのイメージに近づくことができるように行動します。

だとすると、何かを始めるときに、それが上手くいくかどうかは、始める前に決まっているといっても過言ではありません。

 

「何でもできるなら、どんな自分になれたら最高ですか?」

 

ライフキャリアカウンセラー

折山 旭